「もし高齢の親が亡くなったら、実家をどうしよう…。」
と、心配になったことはありませんか?
ご親族が亡くなったら、お葬式はもちろん、四十九日、不動産の整理などやるべきことが山積みです。
故人様が亡くなった悲しみでお辛いでしょうが、遺品整理も必ずしなければいけません。
そもそも「遺品整理って何?」と思われている方も多いかもしれませんね。
こんにちは。おうち整理士の榛田(はりた)です。「遺品整理って具体的に何をするのか分からない!」という方のために、この記事では経験豊富な遺品整理士であるわたしが遺品整理の正しい知識を詳しく解説します。
目次
遺品整理とは?
遺品整理とは、故人様が亡くなった後に生前使っていた故人様の物、不用な物を手放すことです。故人様が使用していたものはすべて遺品として扱われます。
写真やアルバムなどはもちろん、故人様が使用していた冷蔵庫や洗濯機なども遺品であり、
故人様が住んでいた実家のものはすべて遺品と言えます。
では、故人様の遺品を手放すのが遺品整理なのでしょうか?
厳密に言うと、遺品整理とは「物の整理」と「心の整理」をすることです。
故人様の使用していた「物の整理」をする中で、ご自身・ご親族が故人様との思い出を整理し、「心の整理(お別れ)」をします。
故人様の「物の整理」をすることだけが遺品整理とイメージされている方がいますが、決してそうではありません。
物と心の整理がどちらも満たされてこそ遺品整理と言えます。
「心の整理」をしないとこんなことも…。
故人様が亡くなり、精神的ショックを受けているため、「物の整理」にしか気が回らず、遺品をただ単に不用品・ゴミとして処分してしまう方が多くいます。
遺品整理後、落ち着いてきた頃に
「遺品を粗末に扱ってしまった」
「残したい遺品だったのに捨ててしまった」
と、罪の意識を持って後悔してしまうケースもよくあります。 遺品整理で後悔しないためにも、しっかりと故人様との「心の整理」も行いましょう。
遺品整理をするベストな時期
一般的には四十九日や百日法要の後と言われていますが、特に決まりはありません。
家族が病気で余命を宣告されているような場合だと、亡くなる前から、実家の物や部屋を整理する方もいます。
遺品整理のベストな時期は、心が落ち着いている時
故人様が亡くなったショックのさなか、気持ちに余裕がない状態で遺品整理すると、残すべき遺品を手違いで捨ててしまうことがよく起こります。
できることなら、ご存命のうちに可能な範囲で、「生前整理」という形で物の整理を進めていくのがおすすめです。
大切な人が亡くなる前でしたら、まだ気持ちに余裕が持てるので片付けがはかどります。
心に余裕が持てない場合は、少し時間を置いてみましょう。
時間を置くことで心に余裕ができるケースもあります。
どうしても心に余裕がもてず、遺品整理を急ぐ必要があるなら、遺品整理業者に相談してみましょう。経験豊富な遺品整理業者なら「心の整理」を配慮しつつ「物の整理」をしてもらえます。
遺品整理の内容と流れ
「遺品整理といっても、具体的に何をすれば良いのか分からない」という方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、遺品整理の内容や流れをイチから説明します。
事前知識を身に着けておくだけで、いざという時に焦らず冷静な判断ができますよ。
遺品整理の流れ
一般的に、遺品整理はこの流れに沿って作業を行っていきます。
- ①仕分け
- ②供養
- ③不用品処分
- ④掃除
①仕分け
手元に残しておく遺品と手放す遺品を仕分けします。
【残すもの】
- ・貴重品
- ・形見分け品
- ・写真・アルバム
- ・自分で使うもの
【手放すもの】
- ・不用な家電・家具や日用品
- ・供養品(仏壇や位牌など)
貴金属や、まだ使用できそうな家電など、「自分は必要ないけれど捨てるのは勿体ない」っていうもの、結構ありますよね。そんな時は買取業者に一度相談してみましょう。捨てようとしているものの中には、売れるものも存在するため、捨てる前に「買取に出すもの」として仕分けしておくのもおすすめです。
不動産・車などはどうすればいいの?
不動産や車については、不動産屋などそれぞれ専門の業者に相談する必要があります。
数は少ないですが、遺品整理業者の中には、不動産の整理など一括で相談できる会社もあるため、そういった業者を探して相談するのも良いでしょう。
わたしたちおうち整理士も、不動産や車、相続についてのご相談などを一括で承っています。
お困りでしたらぜひ、お気軽にご相談ください。
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②供養
そのまま処分しづらい遺品などは、お坊さんにお願いして供養してもらいます。
お焚き上げで故人様はうかばれ、ご自身やご親族は心の整理ができます。
③不用品処分
遺品は、日用品から大型家具・家電まで様々。
ご自身で捨てることができないくらいの量が出ることも多いです。
量が多く、自分一人で処分することが難しい場合は、不用品処分業者に依頼することも検討しましょう。
④掃除
遺品整理の後はモノが整理され、部屋は片付きますが、ホコリや長年の汚れが残っています。
部屋や、残した遺品をきれいに掃除することで故人様もご自身も心がスッキリします。
>>あわせて読みたい「初めてでも自分でできる遺品整理のやり方とコツ!失敗しない方法や順番を遺品整理士が解説」はこちら
遺品整理って誰がやるの?
遺品整理は、故人様の遺品・財産を相続する親族全員ですべきという印象を持っている方も多いのではないでしょうか?
しかし実際には、ご親族がバラバラに住んでいたり、スケジュールの調整が難しい場合が多く、親族全員が集まっての作業は非常に困難を極めます。
結果、親と同居していたり、実家が近い兄弟姉妹の誰かが1人でしないといけなくなることがほとんどです。
更に「親がすでに他界した義理の兄弟・姉妹が亡くなった」というような場合だと、誰が遺品整理をするかで揉めてしまうケースもあります。
残念なことに、遺品整理は1人の方に大きな負担がかかる状況になってしまうことが多いんです。「最初は親族全員での遺品整理を考えていた」方々からのご相談は多く、結局「話が進まなかった」と、最終的にわたしたちに遺品整理のご依頼をいただく場合も少なくありません。
遺品整理は自分でできる
遺品整理は、業者に依頼せず自力で行うこともできます。
ただし、プロである遺品整理業者以外は、ほとんどの方が遺品整理初心者なので、自分でやる場合は、しっかりとスケジュールを立てるなどの事前準備が必要です。
遺品整理を自分でやるメリット・デメリット
メリット
- ・自分のペースでできる
- ・費用があまりかからない
時間に余裕があって、「賃貸退去が必要」など、急ぐ理由がない場合は、自力で遺品整理をはじめてみても良いかもしれません。供養や不用品業者に依頼しないければ、ほとんど費用を掛けず遺品整理を終えることができます。
デメリット
- ・時間がかかる
- ・体力的負担が大きい
ご自身で遺品整理を行うとなると、平均で2週間~1ヵ月程度はかかります。
また、重い家電や家具などの運び出しなどの重労働が必要なため、体力がないとできません。途中で体調を崩してしまう方も多いため、しっかりと予定を立てて、無理のない範囲で作業を進めていくことが重要です。
遺品整理を自分だけで行うのは想像以上に大変な作業です。実際に、「整理をはじめてみたは良いものの、やっぱり自分で出来そうにない」と途中で挫折して、私たちおうち整理士にご相談頂くことも少なくありません。費用を掛けられる場合は、最初から業者に依頼するのが良いでしょう。業者なら1日で作業を終わらしてくれることがほとんどなので、特に急ぎの場合はおすすめです。
業者に依頼する人の方が多い
実は、最近は自分でやるより、業者に頼む方のほうが多いんです。
昔は遺品整理業者の存在が少なく、依頼できる会社があることを知らない方がほとんどでしたが、今では遺品整理の認知が徐々に広がるとともに遺品整理業者が増え、遺品整理を依頼しやすくなり、利用する方が増えてきました。
業者に依頼すると仕分けから清掃まで、素人ではなかなか出来ないような大変な作業もまるごとやってくれるので、おすすめです。
業者に依頼する相場費用
遺品の物量にもよりますが、10万円~50万円程かかることが多いです。
部屋で亡くなっていて発見が遅れていた場合や、ゴミ屋敷状態のような場合は、100万円以上かかることもあります。
料金設定は業者によって違うので、気になる業者に問い合わせて、何社かに見積をとってみてください。
業者に依頼した時のサービスの流れ
遺品整理業者に依頼する際は、
- ①電話相談
- ②見積もり訪問
- ③当日作業
- ④料金支払
の流れで作業完了となります。
「もう少し詳しく話を聞いてみたい」方は、わたしたちおうち整理士にお気軽にご相談ください。
相談も見積もりも無料で承ります。
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まとめ
遺品整理とは、「物の整理」をしながら、「心の整理(お別れ)」もすることです。
時間に余裕がある方なら、しっかりとスケジュールを立てれば自分でも遺品整理をすることができます。
重い家電や家具の運び出しが必要で体力的負担が大きいため、途中で体調を崩してしまわないよう、無理のないスケジュールで作業することが重要です。
遺品整理に費用を掛けられる方は、遺品整理業者に依頼しましょう。
業者なら重い家電や家具の運び出しなどもまるごと行ってくれる上に、大体の作業は1日で終わります。
もし遺品整理に行き詰まっていたら、経験豊富な遺品整理士のいるおうち整理士にご相談ください。 相談料無料で、お困りに合わせた適切なサポートをいたします!
これまでにおうち整理士で700件以上の遺品整理を担当。特殊清掃、リフォーム、骨董品買取など幅広い経験を重ねた上で知識を取得し、お客様に寄り添った仕事をモットーとしている。一般社団法人 遺品整理士認定協会「遺品整理士」を所持。